男の子は包茎で生まれて来るのが正常です。

陰茎の先端(亀頭)が皮でおおわれていない場合は、別の病気を疑う必要があります。

「子どもの包茎について」

■そもそも包茎って何?

大人の男性にとって、包茎はデリケートな問題です。しかし、男性の約70%が何かしらの包茎とも言われています。包茎になっていること自体は珍しいことではありません。 では、そもそも包茎とはどのような状態をさすのでしょうか?包茎は「陰茎の先端の包皮口が狭いために包皮をむいて亀頭を完全に露出できない状態」をさします。文字通り、おちんちんの皮がむけていないということです。一般的には真性包茎や仮性包茎などの呼び方がありますが、医学的には特に区別はありません。また、清潔にしていれば、すぐに病気につながるようなこともありません。 従って、病気に関しては包茎を過剰に意識する必要はありません。

■子どもの包茎とは?

一方、子どもはどうでしょうか。男の子は包茎で生まれて来るのが正常です。むしろ、陰茎の先端(亀頭)が皮でおおわれていない場合は、別の病気を疑う必要があります。包皮は子どもの成長にともなって自然とむけるようになります。子どもの頃はむくのが難しい場合もありますが、遅くとも、陰茎が大きく成長する思春期を過ぎると自然にむいて下げられる状態となります。 子どもの陰茎に関する症状としては、排尿時の包皮の膨らみ、包皮の先端が赤く腫れる(亀頭包皮炎)、包皮の下に薄い黄色のかたまり(恥垢)ができるなどが代表的です。しかし、排尿に関しては尿がまっすぐに出ない程度の問題であり、尿が出なくなったり健康問題につながったりすることはありません。

亀頭包皮炎は3才頃から起こりますが、塗り薬や患部を清潔にすることで簡単に治せます。また、子どもの恥垢は自然にできるもので、細菌が繁殖して不潔になっている状態ではありません。恥垢はやがて成長とともに排出されますので、病気ではありません。 以上から、子どもの包茎は病気ではありませんし、積極的に包茎手術をする必要はありません。逆に、医師の指導がない状態で、親が自己流で子どもの包皮をむいて陰茎が傷つけられてしまうこともあります。

「子どもの包茎への対処」

■学会のアンケートでは60%の専門医が

「診断の必要がない」と回答しているデータもあります。宗教上の理由や慣習から子どもへの包茎手術(割礼)を行っている国や地域もありますが、包茎に対して親が過剰に気にかける必要はありません。 育児方法、インターネット上の口コミでは「子どもの包茎をむく、むかない」について様々な意見が見られます。最終的には親が判断しなければなりませんが、一般的に子どもの包茎手術はおこなわれなくなっています。 もし、心配がある場合は専門医に直接相談し、適切な指導を受けた上で対処してください。

「心因性勃起障害」

■勃起障害の種類

勃起障害(ED)には大きく分けて「心因性(機能性)ED」、「器質性ED」、「混合型ED」、「薬剤性ED」があります。心因性EDについては、後ほど詳しく説明します。 器質性EDは、血管や神経の障害、陰茎の外傷などで身体的に勃起自体ができない症状です。心因性EDとは違い、朝立ちが起きません。自慰を試みても勃起が困難なケースが多く認められます。 混合型EDは、心因性EDと器質性EDが絡み合って生じます。複数の要因が考えられ、心因性と器質性を明確に区別することは困難です。 薬剤性EDは、循環器系薬剤や抗うつ剤などによって引き起こされます。

■心因性勃起障害とは

心因性EDは勃起機能に異常はありませんが、何らかの心理的要因によって満足な勃起ができない状態です。症状としては、パートナーを前にすると勃起できなかったり、最初は勃起していても、性交中に勃起を維持できなかったり(中折れ)の状態となります。 従って、陰茎自体に問題があるのではなく、精神的な理由によるEDです。

具体的には、初めての性交の際の失敗や、パートナーからの精力に対する否定的な発言(役立たず)など、性的な自信を失うような経験から引き起こされます。他にも、結婚に際して性的な知識無さや子作りへのプレッシャーから引き起こされる場合もあります。 また、性的な問題だけでなく、過労や仕事のストレスなど日常生活における心身へのストレスや、様々なトラウマなど深層心理に関わる要因もあります。ちょっとした原因で起こるのが心因性EDです。

「治療法について」

■心因性EDはED治療薬によって十分な治療効果が期待できます。

また、精神安定剤を併用することで、EDへの心配やプレッシャーを和らげることができます。また、カウンセリングを受けることで、EDに対する漠然とした不安や恐怖を解消することも可能です。 いずれにしても、心因性EDに対する治療法は確立されてきており、専門医の指導を受ければ多くの場合改善できます。 なお、EDの原因には生活習慣が大きく関わっており、薬による治療だけでは不十分です。不規則な生活、食事、飲酒、喫煙、運動不足なども影響しており、まずは自分自身の日常生活を改善しなければなりません。

また、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病はEDに大きな原因となります。 以上から、心因性EDの治療には、専門医の指導のもとで適切なED治療薬の処方を受け、精神的な問題を解決することが大切です。あわせて、自分自身の生活習慣を振り返り、心身ともに健康でリラックスした生活を送れるよう心掛けなければなりません。 なお、個人でもED治療薬を入手できますが、自己判断せず、専門医の指示に従った服用が必要です。
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