ED治療薬の効果は、あくまで陰茎への血流改善を促すことであり、ED治療薬を飲むだけで正常な勃起が得られないこともあります。

その場合、手術を行うこともあります。

「勃起障害の重要度と重症について」

■勃起障害の重要度

勃起障害(ED)には様々な原因があります。 EDは主に「器質性ED」、「心因性(機能性)ED」、器質性EDと心因性EDが絡み合って起こる「混合型ED」、「薬剤性ED」にわけられます。 それぞれに原因はありますが、重要なことは生活習慣の見直しです。飲酒、喫煙、ストレス、運動不足など様々な点で生活を見直す必要があります。さらに、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病にかかると、EDになるリスクはより高くなります。

治療にあたっては、一般的にED治療薬を用いておこないます。勃起障害(ED)の場合、動脈の拡がりが不十分で、十分な血液が動脈に流れ込まなかったり、勃起につながる神経のどこかにダメージを受けていて、硬くなるのに時間がかかったり、勃起が十分続かなかったりします。 しかし、ED治療薬の効果は、あくまで陰茎への血流改善を促すことであり、ED治療薬を飲むだけで正常な勃起が得られないこともあります。その場合、手術を行うこともあります。

「重症の例」

■手術は器質性EDに対しておこなわれます。

血管性勃起障害は、陰茎へ血液を送る血管に問題があり、勃起できない状態をさします。動脈性勃起障害の場合は、陰茎への血液流入量が不足しているため、流入量を増加させる処置をします。流入量が充分にも関わらず満足な勃起が得られない場合は静脈を閉じることで流出量を減少させます。 また、動脈硬化症などでは、人工血管置換術やバイパス手術などで、機能を回復させます。 プロテーゼ法は、陰茎海綿体にシリコンの心棒(陰茎プロステーシス)を埋め込む手術です。ただし、体内に異物を埋め込む手術であり、EDに対する最後の手段ともいえます。

血管作動性薬剤陰茎海綿体注射は、陰茎海綿体に末梢血管作動薬を直接注射します。注射によって、陰茎を機械的に勃起させることになります。 体外陰圧式勃起補助具は、陰茎を収めるシリンダーとポンプで構成された陰圧式勃起補助具により、陰茎を強制的に勃起させた状態で根本をリングなどで締め付け、勃起状態を維持する療法です。他の治療法に比べ概して副作用や危険性が少なく、リハビリテーション効果も期待できます。そのため、第一選択肢として有力とされています。

■治療について

EDは治療可能な病気ですが、重症の場合は手術も必要となります。また、前立腺肥大や膀胱がんの手術によって神経が傷つけられ、EDを引き起こすこともあります。 違和感があったり、気になることがあったりする場合は、早急に専門医に相談することが必要です。

「勃起障害の症状」

■勃起障害とは

勃起障害(ED)は、男性の性機能障害(SD)の一種です。「性交時に有効な勃起が得られないために満足な性交ができない状態」、「通常性交のチャンスの75%以上で性交ができない状態」(日本性機能学会の定義)のことです。 わが国のED患者は、1,000万人以上といわれています。40歳代で約20%、50歳代で約40%、60歳代で約60%と、年齢とともにEDの有病率は上昇し、30歳代でもEDが認められております。 なお、以前は「インポテンツ(インポ)」と呼ばれていました。しかし、これは性機能障害に含まれる症状であり、現在はこの言葉は使用されなくなっています。

■主な症状と原因

勃起不全の症状は、「満足のいく性行為に十分な勃起を達成できない、もしくは維持できない」ことをさします。いわゆる「中折れ」気味のことが多くなる、勃起硬度も弱くなるといったことです。 症状が出る原因はいくつかあります。主に「器質性ED」、「心因性(機能性)ED」、器質性EDと心因性EDが絡み合って起こる「混合型ED」、「薬剤性ED」に分けられます。 器質性EDは血管や神経の障害、陰茎の外傷などで身体的に勃起自体が困難になる症状です。

原因として、心臓や血管の病気、高血圧症、糖尿病、男性ホルモン低下、老化、前立腺手術後、下半身麻痺などのほか、うつ病や抗うつ薬の副作用などが考えられます。 心因性EDは自慰では勃起するものの、パートナーを前にするとうまく勃起できない症状です。原因として、子作りへのプレッシャーや家庭内でのストレス、過去のセックスの失敗体験など精神的要素が考えられます。 混合型EDは、器質性EDと心因性EDの様々な要因が重なって起こります。 薬剤性EDは、循環器系薬剤や一部の抗うつ剤が原因となって起こります。 他には、生活習慣病が大きく影響してきます。

「治療について」

■いずれのタイプのEDであっても

通院と適切なED治療薬の投薬によって改善ができます。まずは、EDの原因をはっきりさせる必要があります。泌尿器科やED治療専門クリックへ行き、適切な治療方針を決めます。多くの場合はED治療薬の服用によって、治療が可能です。 他にも、陰茎に対する手術や、補助器具を使用して外部から勃起を助ける方法もあります。また、心因性EDには、カウンセリングを受けて正しい知識や対処の方法を身につけることで、克服することも可能です。 なお、薬物療法の前に、生活習慣(適度の運動、禁煙など)の改善が重要です。その上で、薬物療法の効果があるということを認識する必要があります。
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