包茎はしばしば不妊の原因とされます。

性器ヘルペス、尖圭(せんけい)コンジローマ、性器クラミジア感染症、性器カンジダ症など

「包茎と不妊について」

■包茎と性行為

包茎にはいくつかの種類があります。大きくは「真性包茎」「仮性包茎」「カントン包茎」に分けられます。カントン包茎は包皮をむいた後に、陰茎が締め付けられることによって発生する症状です。カントン包茎は緊急手術も必要な危険な状態ですが、性行為とは直接の関係がないのでここでは扱いません。 性行為に限っては、包皮をむけるか(亀頭を露出させられるか)どうかという点が重要です。従って、普段は包茎状態であっても、性行為の際に包皮をむければ問題ありません。ただし、包皮をむけない真性包茎や重度の仮性包茎の場合は包茎手術で包皮を切除する必要があります。

■包茎と性病

包茎はしばしば不妊の原因とされます。その理由は、包茎が不衛生な状態になっていることです。包茎状態では包皮と亀頭の間に恥垢(ちこう)がたまります。この恥垢は様々な細菌やウイルスが発生する原因となります。そのため、きつい悪臭を放つだけでなく、性病の原因となります。具体的には「性器ヘルペス、尖圭(せんけい)コンジローマ、性器クラミジア感染症、性器カンジダ症」などがあげられます。 これらの性病をパートナーへうつしてしまうと、子宮頸がんなどの重い病気を発症させてしまう危険性があります。また、女性が性病のまま妊娠、出産をすると生まれてくる子どもに悪影響を与えるおそれがあります。 従って、包茎によって引き起こされる様々な性病は、不妊の原因の一つになります。

「包茎と不妊の関係」

■男性の性機能障害(性行為障害)とは

何らかの原因により性行為もしくは射精ができないことです。そのため、女性の内性器に精液を送ることができず、結果として妊娠に至らないことをさします。これは包茎だけが不妊の原因ではありません。むしろ、無精子症や精子無力症のほうが大きな原因として疑われます。 ただし、包茎であることで性行為と射精がうまくできないのであれば、状態を改善しなければなりません。そのためには、包茎手術の必要があります。特に、不衛生で性行為が困難な真性包茎の場合は、早急な治療が必要です。真性包茎は泌尿器科で保険適用の手術を受けることが可能です。

まずは、専門医に相談することが大切です。なお、仮性包茎は包茎手術専門クリニックでの処置となるため、保険適用外になります。 包茎は女性に対するコンプレックスになったり、性行為を敬遠されたりする理由にもなります。気持ちよく性行為を楽しんだり、自分に自信を付けたりするためにも、包茎手術を選択するのは一つの方法かもしれません。

「包茎のために起こる病気・亀頭が成長せず・小さい・治療」

■包茎による病気

包茎が原因とされる病気はありますが、それは包茎が悪いのではなく、包皮内の不衛生な状態が問題なのです。 汚れの主な原因は恥垢(ちこう)です。恥垢は白~薄い黄色の粉っぽい粘土状のものです。主に包皮におおわれた亀頭に発生します。 恥垢の悪影響は悪臭だけでなく、菌・カビ・ウイルスなどによる炎症(亀頭包皮炎)の原因となります。それだけでなく、「性器ヘルペス、尖圭(せんけい)コンジローマ、性器クラミジア感染症、性器カンジダ症」などの性病(性感染症)や陰茎ガンの原因ともなります。当然、パートナーである女性に病気を感染させてしまう危険性もあります。

■包茎と亀頭の成長

男の子は包茎状態で産まれてきます。逆に、包茎でない場合は別の病気を疑う必要があります。子どもの間は包茎のままで問題ありません。陰茎が成長するに従い、徐々に包皮はむけ始めます。思春期(14、15才頃)を迎えると、急激に陰茎が成長するため、包皮を手で下までむけるようになります。日本人男性の8割は包茎だと言われていますので、包皮を向けるようであれば問題ありません。 一方、手で包皮をむくことができない真性包茎は亀頭の正常な発育が妨げられ、短小や先細りになる場合があります。つまり、成長しないといけない亀頭が常に包皮で押し込められている状態です。また、真性包茎の場合、日常生活、性生活に非常に大きな影響があります。仮性包茎やカントン包茎に見られる精神的、肉体的なリスクがあることに加え、真性包茎の場合、包皮が邪魔をして射精しても子宮に十分量の精子が届かず、不妊の原因となるなどの障害になることがあります。

「真性包茎の治療」

■以上のように、亀頭の先細りや病気を引き起こす可能性が高いのが、真性包茎です。

仮性包茎と異なり、早急な手術が必要となります。仮性包茎の手術は、包茎手術専門クリニックでの施術となり、保険適用外となるので10万円前後の費用がかかります。一方、真性包茎は一般の泌尿器科で手術を受けることができます。もちろん、保険も適用されるので、数万円程度の負担ですみます。 なお、市販の包茎矯正器具もありますが、医学的な証明が不十分なものもあります。使用に際しては、あくまで自己責任になります。 亀頭の成長や陰茎の小ささに、特に大きな影響を与えるのは真性包茎です。包茎自体は病気ではありませんが、様々な問題の原因となる真性包茎は早急の対処が必要です。また、その形状からコンプレックスも強くなります。まずは専門医に相談して、治療方針を確認することが大切です。
中央クリニック