陰茎に小さなブツブツができているのに気づくことがあります。

フォアダイス(異所性)は口唇や陰茎に発生する生理的現象です。

「包茎とフォアダイスの関係」

■フォアダイスって何?

陰茎に小さなブツブツができているのに気づくことがあります。一見、性病などの害があるイボのように見えますが、これは「フォアダイス」と呼ばれる現象です。 フォアダイス(異所性)は口唇や陰茎に発生する生理的現象です。異所性という意味は大体、普通出来る場所ではない所に起きるという意味です。脂腺は毛包などの脂を出す腺で目に見えません。フォアダイスの場合、脂腺が皮膚の表面に出来る異所性です。 従って、くちびるにも陰茎に発生するのは同じものです。また、出現するのは陰茎より口唇に多く見られます。ニキビのように炎症を起こすものではなく、全く無害なものです。 しかし、陰茎に発生すると、見た目だけでなく性病を連想させるので、非常にデリケートな問題となります。

■包茎との関連性

フォアダイスは仮性包茎の人によく見られます。大きさは1~2ミリ前後でゴマのような大きさです。発生する場所はいわゆる亀頭の「エラ」や「裏スジ」に多く見られます。 従って、仮性包茎の状態では目に見えませんが、包皮がむけて亀頭が露出した際に目立ちます。 なお、厳密に言うと、亀頭にできるものは「真珠様陰茎小丘疹(しんじゅよういんけいしょうきゅうしん)」と呼ばれます。しかし、一般的にはフォアダイスの名前で総称されており、クリニックでもフォアダイス治療として処置されます。

「治療について」

■以上のように、フォアダイス自体は問題ない現象です。

しかし、性感性症である「尖圭コンジローマ(せんけいコンジローマ)」である可能性もあります。ただし、尖圭コンジローマは性交渉によって感染するものです。従って、自分の性交渉の経験から、感染した可能性を知ることができます。心配な場合は専門医の診断を受けてください。なお、フォアダイスはあくまで病気でないため、医学的な治療の必要はありません。性行為などの際に見た目が気になる場合は美容整形で治療してください。 治療方法はレーザーや電気メスでイボの部分を切除します。

手術は局所麻酔を用いて20分程で終わります。もちろん、入院の必要もありませんし、手術後1週間は消毒をしていれば問題ありません。シャワーは、手術の翌日から可能です。また、オナニー、セックスは手術後2週間程で可能になります。包茎手術と違い、抜糸の必要もないので、手術のみの受診で、再診する必要はありません。 ただし、保険適用外であるためクリニックによって、処置金額は異なります。一般的には5万円以上かかることはご承知おきください。

「包茎と汚れについて」

■包茎は不潔か

「包茎は不潔」としばしば言われます。しかし、包茎自体が不潔なのではなく、不潔な状態にしているのが問題なのです。包茎であっても、毎日の入浴でこまめに包皮から亀頭を出して洗い、清潔な状態を保っていれば問題ありません。しかし、包茎の場合、常に亀頭が露出している状態ではないので、不潔になりやすいのは事実です。

■汚れの原因と問題

汚れの主な原因は恥垢(ちこう)です。これは俗に「チンカス」などとも呼ばれています。恥垢は白~薄い黄色の粉っぽい粘土状のものです。主に包皮におおわれた亀頭に発生します。チーズの様な非常にきつい悪臭を発生するため、女性はもちろん周囲からも敬遠される原因となります。なお、恥垢は女性器についても同様に発生します。 恥垢の悪影響は悪臭だけでなく、菌・カビ・ウイルスなどによる炎症(亀頭包皮炎)の原因となります。それだけでなく、尖圭コンジローマなどの性感染症や陰茎ガンの原因ともなります。当然、パートナーである女性に病気を感染させてしまう危険性もあります。

「汚れへの対処法」

■汚れへの根本的な解決法は、包茎手術によって亀頭を露出させ

包皮の中に恥垢を溜めないようにすることです。ただし、包茎の状態によって対処方法は異なります。 手で包皮をむくことができる仮性包茎の状態では、無理に手術を行う必要はありません。包茎自体は病気ではないので、こまめに清潔な状態を保てば問題ありません。 一方、真性包茎は包皮口が非常に狭く、亀頭と包皮が癒着しているなどの理由から、平常時でも手でむくことができません。そのため、包皮の中が極めて不衛生な状態となります。また、排尿が困難なことも汚れの原因となります。 従って、真性包茎については早急に包茎手術を行う必要があります。

真性包茎は泌尿器科で保険適応の手術を受けることができます。そのため、負担金額は数万程度で済ますことができます。 ただし、泌尿器科ではあくまで治療を目的としているので、包茎治療専門クリニックの様に「見た目」はあまり重視されません。一方、クリニックでの手術は保険適用外になりますので、包茎手術だけで10万円程度かかります。どちらで手術を受けるかについては、目的と予算に応じて選択する必要があります。 なお、仮性包茎の手術は保険適用外となりますので、クリニックで手術を受けることになります。 各クリニックでは、無料電話相談やメールでの問い合わせを受け付けています。手術を受けるかどうかは本人の判断となりますが、まずは専門医に相談することが大切です。
中央クリニック